使い方
取引の内容(「タクシー代」「ChatGPT」「お歳暮」など)を入力すると、よく使われる勘定科目と仕訳例、消費税の税区分のポイント、科目や税区分が変わる要確認の点、根拠(国税庁のタックスアンサーなど)を表示します。仕訳例は「仕訳をコピー」でタブ区切り(借方科目・金額・貸方科目・金額・摘要)のままコピーでき、Excel・スプレッドシートに貼り付けられます。
検索した状態の URL(?q=)や、各取引の「この取引へのリンク」を、顧問先や事務所内での説明にそのまま使えます。
勘定科目の決め方(基本の考え方)
- 何に使ったか(取引の内容)で決める — 支払方法(現金・カード・振込)では科目は変わりません。支払方法は貸方(現金・未払金・普通預金など)に表れます。
- 同じ取引は毎期同じ科目に — 科目の名前は法律で決まっているわけではなく、会社ごとに決めて構いませんが、一度決めたら継続して使います(期間比較ができなくなるため)。
- 金額で科目が変わるものがある — 取引先との飲食(1人10,000円以下)、パソコン・備品(10万円未満・20万円未満・40万円未満)、礼金・更新料(20万円未満)、修繕費(20万円未満・60万円未満)など。
- 相手で科目が変わるものがある — 慶弔金は取引先なら交際費、従業員なら福利厚生費。飲食も社内の人だけか、取引先が入るかで扱いが変わります。
- 法人と個人事業主で違うものがある — 個人事業主は事業主貸・事業主借を使い、所得税・住民税・国民健康保険などは必要経費になりません。家事按分も個人事業主に特有の処理です。
税区分の見方
| 税区分 | 内容 | 主な例 |
|---|---|---|
| 課税仕入 10% | 消費税がかかる国内の仕入れ・経費。インボイスの保存で仕入税額控除 | 交通費・通信費・消耗品・外注費・事業用の家賃 |
| 課税仕入 8%(軽減) | 飲食料品(酒類・外食を除く)、定期購読の新聞 | 弁当・お菓子・お茶・新聞の定期購読 |
| 非課税 | 消費税の性格になじまないなどの理由で課税されない取引 | 保険料・利息・切手や印紙の購入・住宅の家賃・行政手数料 |
| 対象外(不課税) | そもそも消費税の課税の対象でない取引 | 給与・税金・寄付・祝い金・香典・借入と返済の元本・補助金 |
| 免税(輸出) | 輸出・国際輸送など。仕入側では控除の対象にならない | 国際線の航空券・国際郵便 |
インボイス(適格請求書)がない仕入れは、2026年10月1日から2028年9月30日までは仕入税額の70%(それ以前は80%)を控除できる経過措置があります。基準期間の課税売上高が1億円以下などの事業者は、2029年9月30日までの税込1万円未満の課税仕入れについて、帳簿のみの保存で控除できる少額特例があります。
よく使う金額の基準
| 基準 | 内容 |
|---|---|
| 1人10,000円以下 | 取引先との飲食費は交際費等から除外できる(2024年4月1日以後の支出。社内の人だけの飲食は除く) |
| 年800万円 | 中小法人の交際費の定額控除限度額(接待飲食費の50%損金算入との選択) |
| 10万円未満 | 少額の減価償却資産として、取得時に全額を費用(消耗品費など)にできる |
| 20万円未満 | 一括償却資産として3年で均等に費用にできる |
| 40万円未満(年300万円まで) | 青色申告の中小企業者等の少額減価償却資産の特例(2026年4月1日以後の取得。それより前は30万円未満) |
| 税込3万円未満 | 鉄道・バス・船の運賃、自動販売機などは帳簿のみの保存で仕入税額控除 |
| 税込1万円未満 | 少額特例(一定規模以下の事業者・2029年9月30日まで)。返還インボイスの交付も不要 |
| 月7,500円(税抜) | 従業員が半分以上負担する食事の支給で、会社負担が給与にならない上限 |
勘定科目・仕訳例の一覧(155件)
取引の名前を押すと、上の検索欄に仕訳例・税区分・要確認の点を表示します。
交通・旅費(14件)
- 電車代・バス代旅費交通費
- タクシー代旅費交通費
- 新幹線・特急の切符(出張)旅費交通費
- 飛行機代(航空券)旅費交通費
- 出張の宿泊費(ホテル代)旅費交通費
- 出張日当旅費交通費
- ガソリン代・軽油代車両費
- 駐車場代(時間貸し・月極)旅費交通費
- 高速道路料金・ETC旅費交通費
- 交通系ICカードのチャージ(Suica・PASMO)仮払金
- レンタカー・カーシェア旅費交通費
- 海外出張の費用旅費交通費
- 通勤手当・定期代旅費交通費
- 車検・自動車の整備車両費
通信・郵送(9件)
- 携帯電話料金・スマホの通信料通信費
- インターネット回線・Wi-Fi通信費
- 固定電話・FAX・IP電話通信費
- 切手・はがき(郵便切手類)通信費
- レターパック・スマートレター通信費
- 宅配便・送料(ヤマト・佐川・ゆうパック)荷造運賃
- 郵便料金(書留・速達・窓口差出)通信費
- 国際郵便・EMS・海外発送荷造運賃
- NHK受信料通信費
IT・サブスク(11件)
- ChatGPT・生成AIの利用料(海外のサブスク)通信費
- Microsoft 365・Office の利用料通信費
- Google Workspace の利用料通信費
- Adobe Creative Cloud の利用料通信費
- Zoom・Slack など業務SaaSの利用料通信費
- AWS・クラウドサーバーの利用料通信費
- ドメイン・レンタルサーバー代通信費
- 会計ソフト・国内クラウドサービスの利用料通信費
- ソフトウェアの購入(パッケージ・買切りライセンス)消耗品費
- アプリ購入・App Store/Google Play の課金通信費
- 海外サービスの利用料(リバースチャージ・国外事業者の判定)内容による(通信費・広告宣伝費・支払手数料など)
消耗品・備品・資産(18件)
- パソコンの購入(10万円未満)消耗品費
- パソコンの購入(10万円以上20万円未満)一括償却資産
- パソコンの購入(20万円以上40万円未満・中小企業者等の特例)消耗品費など(少額減価償却資産)
- パソコンなど機器の購入(40万円以上)工具器具備品
- パソコン周辺機器(モニター・キーボード・マウス)消耗品費
- スマートフォン本体・タブレットの購入消耗品費
- プリンターのインク・トナー・複合機消耗品費
- 文房具・事務用品消耗品費
- コピー用紙消耗品費
- 100円ショップ・ホームセンターでの購入消耗品費
- Amazon・楽天など通販での購入品目による(消耗品費・新聞図書費など)
- 机・椅子・棚などの備品消耗品費
- エアコンの購入・設置工具器具備品
- 商品・材料の仕入仕入高
- 修繕費と資本的支出(修理・改修工事)修繕費
- 工具・作業用品消耗品費
- 清掃用品・清掃業者・ごみ処理消耗品費
飲食・交際(11件)
- 取引先との会食(1人10,000円以下)会議費
- 取引先との会食・接待(1人10,000円超)交際費
- ゴルフ接待交際費
- 手土産・差し入れ(取引先)交際費
- お中元・お歳暮交際費
- 取引先への慶弔金・お祝い・見舞金交際費
- 香典(取引先・従業員)交際費
- 商品券・ギフトカードを贈った交際費
- 打合せのカフェ代・会議の弁当会議費
- 寄付金(法人)寄附金
- 協賛金・お祭りへの寄付(地域・業界)広告宣伝費
福利厚生(9件)
- ウォーターサーバー・事務所のお茶やコーヒー福利厚生費
- 社内の飲み会・忘年会・歓送迎会福利厚生費
- 健康診断・人間ドック・予防接種福利厚生費
- 制服・作業服福利厚生費
- 従業員への慶弔見舞金(結婚・出産・お見舞い)福利厚生費
- 永年勤続表彰・創業記念品福利厚生費
- 社員旅行・レクリエーション福利厚生費
- 従業員の食事補助・弁当代福利厚生費
- 社宅・借上げ社宅の家賃地代家賃
人件費(7件)
- 給与の支払(源泉所得税・社会保険料の控除)給料手当
- 役員報酬役員報酬
- 賞与(ボーナス)の支払賞与
- 退職金の支払退職金
- パート・アルバイトの給与雑給
- 社会保険料の納付(健康保険・厚生年金)預り金
- 労働保険料(労災保険・雇用保険)の納付法定福利費
家賃・水道光熱(9件)
- 事務所・店舗の家賃地代家賃
- 敷金・保証金差入保証金
- 礼金長期前払費用
- 更新料(賃貸契約)長期前払費用
- 不動産の仲介手数料支払手数料
- レンタルオフィス・コワーキング・貸会議室地代家賃
- 電気代水道光熱費
- ガス代水道光熱費
- 水道代水道光熱費
手数料・報酬(11件)
- 振込手数料・ATM手数料支払手数料
- 海外送金手数料・外貨両替支払手数料
- クレジットカード年会費・分割手数料支払手数料
- キャッシュレス決済手数料(Stripe・Square・PayPayなど)支払手数料
- ECモールの販売手数料(Amazon・楽天・メルカリShops)支払手数料
- 税理士報酬・顧問料支払報酬料
- 司法書士報酬・登記費用支払報酬料
- 弁護士・社労士などの専門家報酬支払報酬料
- デザイン・ライター・翻訳など個人への外注費外注費
- 外注費(法人への業務委託・制作費)外注費
- 人材派遣料外注費
広告・販促(9件)
- Web広告(Google広告・Meta広告・Yahoo!広告)広告宣伝費
- チラシ・ポスティング・DM広告宣伝費
- 名刺の印刷消耗品費
- ホームページの制作費・更新費広告宣伝費
- ノベルティ・カレンダー・販促品広告宣伝費
- 看板・のぼり広告宣伝費
- 展示会の出展料・ブース装飾広告宣伝費
- 求人広告・採用費採用教育費
- 試供品・サンプル・見本品広告宣伝費
書籍・研修・会費(5件)
- 業界団体・商工会・協会の会費諸会費
- 書籍・雑誌・電子書籍新聞図書費
- 新聞の購読料新聞図書費
- セミナー・研修の参加費研修費
- 資格の取得費用・受験料研修費
税金・保険(16件)
- 自動車保険(任意保険)保険料
- 源泉所得税の納付預り金
- 住民税(特別徴収)の納付預り金
- 収入印紙租税公課
- 固定資産税・償却資産税租税公課
- 自動車税・軽自動車税租税公課
- 法人税・住民税・事業税の納付(確定申告)未払法人税等
- 法人税等の中間納付・予定納税仮払法人税等
- 消費税の納付(税抜経理)未払消費税等
- 消費税の納付(税込経理)租税公課
- 火災保険・地震保険保険料
- 法人契約の生命保険保険料
- 賠償責任保険・その他の損害保険保険料
- 延滞税・加算税・罰金租税公課
- 登録免許税・行政手数料(証明書・謄本)租税公課
- 報酬・利息から源泉徴収された所得税(受け取った側)法人税等・仮払税金
売上・入金(9件)
- 売上の入金(振込手数料が差し引かれた)売掛金
- 掛売上の計上と売掛金の回収売上高
- 現金売上・レジ売上売上高
- クレジットカード・電子マネー売上売掛金
- 前受金・着手金を受け取った前受金
- 売掛金の貸倒れ貸倒損失
- 預金の受取利息受取利息
- 補助金・助成金の入金雑収入
- 税金の還付金を受け取った未収還付法人税等
借入・資金(9件)
- 借入(融資)を受けた長期借入金
- 借入金の返済(元本と利息)長期借入金・短期借入金
- 社長(役員)からの借入・社長への貸付役員借入金
- 立替金(取引先・従業員の分を立て替えた)立替金
- 仮払金(出張前に概算で渡した)と精算仮払金
- 小口現金(補充と経費の支払い)現金(小口現金)
- 定期預金・口座間の資金移動定期預金
- リース料(複合機・車両など)賃借料(リース料)
- 信用金庫などへの出資金出資金
個人事業主(8件)
- 事業主貸(生活費の引出し・私的な支払い)事業主貸
- 事業主借(個人のお金で事業の支払いをした)事業主借
- 家事按分(自宅兼事務所の家賃・電気代・通信費)地代家賃・水道光熱費・通信費など
- 所得税・住民税・個人事業税の納付(個人事業主)事業主貸
- 国民健康保険・国民年金・小規模企業共済(個人事業主)事業主貸
- 開業費・創立費開業費
- 青色事業専従者給与(家族への給与)専従者給与
- 自家用車を事業でも使う(個人事業主)車両費・車両運搬具など
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ISZ™ 仕訳AI は、領収書・請求書・通帳を撮って送るだけで、AI が日付・取引先・金額・登録番号を読み取り、勘定科目と税区分を提案して仕訳にします。事務所ごと・顧問先ごとの記帳ルール(「Amazon は消耗品費」「社長の立替は役員借入金」など)を AI に伝えられ、判断に迷う取引は「要確認」として先生に回ります。弥生・freee・マネーフォワード・TKC の CSV に対応しています。
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よくある質問
勘定科目はどうやって決めればいいですか?
何に使ったか(取引の内容)で決めます。支払方法は科目に影響しません。迷う場合は、そのお金が「移動のため」「連絡のため」「取引先をもてなすため」「従業員のため」のどれかを考えると、旅費交通費・通信費・交際費・福利厚生費などに分けられます。金額や相手で変わるものもあるので、検索結果の「要確認」も確認してください。
勘定科目は自由に作ってもいいですか?
はい。勘定科目の名前は法律で決まっていないため、「ソフトウェア利用料」「新聞図書費」など、会社の実態に合わせて作ることができます。ただし、決算書を見る人に分かる名前にし、同じ取引は毎期同じ科目で処理することが大切です。
一度決めた科目を途中で変えてもいいですか?
合理的な理由がなければ、同じ取引は継続して同じ科目にします(継続性)。科目が年ごとに変わると、前期との比較や税務調査での説明が難しくなります。変える場合は期首から変え、理由を記録しておくのがおすすめです。
法人と個人事業主で勘定科目は違いますか?
多くの経費の科目は同じですが、個人事業主には事業主貸・事業主借・元入金があり、所得税・住民税・国民健康保険・国民年金は必要経費になりません(事業主貸)。法人では役員報酬・役員借入金・法人税等など法人特有の科目を使います。交際費の損金算入の制限も法人だけの制度です。
税区分(課税・非課税・不課税)はどこで確認すればいいですか?
請求書・領収書(インボイス)に記載された税率ごとの消費税額と登録番号を確認します。保険料・利息・切手や印紙の購入・住宅家賃などは非課税、給与・税金・寄付・祝い金などは対象外(不課税)です。海外のサービスは、請求元が国内法人か国外法人か、登録番号があるか、事業者向けかで扱いが変わります。
このページの仕訳例どおりに処理すれば大丈夫ですか?
掲載しているのは一般的な処理の例です。実際の科目・税区分は取引の内容・契約・金額・事務所の方針で変わることがあります。判断に迷う取引は、顧問税理士にご確認ください。
出典
- 国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問)
- 国税庁 No.5265 交際費等の範囲と損金不算入額の計算
- 国税庁 No.5408 中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例
- 国税庁 No.6496 仕入税額控除をするための帳簿及び請求書等の保存
- 国税庁 No.6498 適格請求書等保存方式(インボイス制度)
- 国税庁 国境を越えた役務の提供に係る消費税の課税関係について
- 国税庁 インボイス制度に関するQ&A
- 各取引の根拠は、検索結果の「根拠」に個別に記載しています
- 計算方法の解説(ISZ GROUP): AI自動仕訳(仕訳AI)とは?税理士事務所向けの仕組みと導入の進め方
- 計算方法の解説(ISZ GROUP): 記帳代行・記帳の自動化 — 証憑の回収から領収書OCR・突合・CSV取込・電帳法まで
- 計算方法の解説(ISZ GROUP): 勘定科目の一覧と仕訳の例 — 領収書の仕訳・会議費と交際費の違い(1人1万円)
更新履歴
- 2026/10/23: 公開(155の取引。交際費の1人10,000円基準、少額減価償却資産の40万円未満(2026年4月1日以後の取得)、インボイスの経過措置70%(2026年10月1日以後)、食事支給の非課税限度月7,500円に対応)
掲載している勘定科目・仕訳・税区分は一般的な例で、個別の取引についての税務判断ではありません。実際の処理は、取引の内容や契約、事務所の方針にしたがい、必要に応じて顧問税理士にご確認ください。検索は端末の中だけで行い、入力内容は送信しません。