ISZ™ 仕訳AI税理士・経理のための解説 無料で試す

JDL で AI 仕訳を使うときのよくある質問15 — 証憑ID・CSV 取込・学習・決算申告・料金

最終更新: 2026/11/05 / 執筆: ISZ GROUP(ISZ™ 仕訳AI 開発チーム)
この記事のポイント

この記事は、JDL IBEX会計(事務所の JDL)と IBEXクラウド組曲Major(顧問先が入力する JDL)をお使いの税理士事務所・会計事務所から、ISZ™ 仕訳AI の導入前にいただく質問への回答です(2026年11月2日時点)。JDL の帳簿・決算・申告はそのまま、JDL に入れる前の「証憑を見て仕訳を入力する」部分を AI に置き換える使い方を前提にしています。操作の手順そのものはJDL に仕訳 CSV を取り込む方法で、実際の画面とあわせて解説しています。学習の優先順位、摘要64バイトの使い方、取込の検証、外部 AI への送信など、さらに踏み込んだ質問は第2弾(よくある質問13)にまとめました。

質問の一覧

気になる質問から読めるよう、15問を5つの分野に分けました。各質問は最初の「A.」の段落が結論です。

No.質問分野
Q1JDL の仕訳から証憑(領収書・請求書)の原本をたどれますか?JDL との紐づけ
Q2証憑ID から原本画像と照会のやり取りを開くには?JDL との紐づけ
Q3顧問先への照会の回答や、仕訳の処理理由はどこに残りますか?JDL との紐づけ
Q4JDL への二重取込や、出力後の訂正はどう管理しますか?毎月の運用
Q5JDL の過去の仕訳から何を学習しますか? 修正はどう反映されますか?毎月の運用
Q6通帳照合や読み直しで、AI枠(AI仕訳処理件数)は消費されますか?毎月の運用
Q7請求書の計上と通帳の支払は自動で消し込めますか?毎月の運用
Q8顧問先に渡す提出リンク・照会リンクでは、何が見えますか?権限と締め
Q9確認済みロックと月次締めは? JDL で直した仕訳を戻せますか?権限と締め
Q10JDL 連携の手順書や動画はありますか? 最初の取込はどう検証すればよいですか?権限と締め
Q11勘定科目内訳明細書・法人事業概況説明書も作れますか?決算・申告
Q12JDL を使い続けたまま、決算資料だけ ISZ™ 仕訳AI で作れますか?決算・申告
Q13JDL への仕訳の出力のほかに、法人税・消費税・所得税の申告書も作れますか?決算・申告
Q14預けたデータは AI の学習に使われますか? 保管場所と機密保持は?データの扱いと契約
Q15料金はいくらですか? 返金や、解約時のデータの持ち出しは?データの扱いと契約

JDL の仕訳と、ISZ™ 仕訳AI に残る証憑の原本・照会のやり取りをどうつなぐか、という質問です。

Q1. JDL の仕訳から証憑(領収書・請求書)の原本をたどれますか?

A. たどれます。JDL 用の CSV の摘要の末尾に、証憑ごとの固有の「証憑ID」(例 #7K3QXM)を付けて出力します。JDL の仕訳の摘要を見れば、どの証憑から作った仕訳かが分かります。

JDL 用 CSV の摘要は「取引先+取引内容」で、インボイスの登録番号(T+13桁)がある行は末尾に付けます。上限は64バイト(全角32文字)です。登録番号は欠けないよう、本文のほうを短くします。あわせて、摘要の末尾に証憑IDを付けます(出力画面のチェックで付ける・付けないを選べます。既定は付けます)。

  • 証憑ID は証憑ごとの固有の ID で、英数字6文字です(大文字小文字・I/1・O/0 を区別しません)。関与先の中で重複しません。登録番号と同じく欠けない位置に置き、本文を短くします
  • 出力例:㈱ABC商事 事務用品 T1234567890123 #7K3QXM
  • 複合仕訳(諸口で分けた行を含む)は、すべての行に同じ ID を付けます。複合仕訳で出力した場合、同じ伝票の行は伝票番号も同じです
  • 通帳の明細から作った仕訳には、その通帳(明細ファイル)の ID が付きます。手入力の仕訳には付きません

CSV の列の並び・課区・税区・諸口の書き方は、書き出される CSV の中身で実際の出力例を載せています。

Q2. 証憑ID から原本画像と照会のやり取りを開くには?

A. ISZ™ 仕訳AI の仕訳帳・証憑一覧の検索欄に証憑ID(または顧問先にお知らせする受付番号)を入れると、その証憑の原本画像・仕訳・照会のやり取りを表示します。

  • https://acc.isz.ai/{関与先}/v/7K3QXM の URL で直接開くこともできます。ログインと、その関与先を扱う権限が必要です
  • JDL の画面からリンクで飛ぶことはできないため、通常は ID をコピーして ISZ™ 仕訳AI で検索していただく形になります

原本の保存は、電子帳簿保存法のスキャナ保存の考え方とも関係します。要件はスキャナ保存の要件の一覧にまとめています。

Q3. 顧問先への照会の回答や、仕訳の処理理由はどこに残りますか?

A. 照会の回答を担当者が「反映」すると、仕訳の備考に「【照会 日付】Q:… A:…」を残します。JDL の摘要は64バイトのため回答文は入らず、JDL 側には証憑IDだけを出し、内容は ISZ™ 仕訳AI で見ていただく形をおすすめします。

  • AI の処理理由は、現在は仕訳ごとには保存していません(要確認の理由は画面に表示しています)
  • 証憑一覧を CSV で一括出力できます(証憑一覧の画面の「一覧をCSV」。画面の絞り込みどおり)

証憑一覧 CSV の列は次のとおりです。

区分列
証憑証憑ID・受付番号・受付日時・元のファイル名・提出者
内容取引日・取引先・金額・仕訳
状態確認と出力の状態・要確認のメモ
照会照会の質問と回答と処理(担当者・日時)
リンクISZ™ 仕訳AI で開く URL

毎月の運用 — CSV 出力・学習・通帳照合・消込

JDL へ毎月取り込む運用で、二重取込・学習・AI枠・消込がどうなるかの質問です。

Q4. JDL への二重取込や、出力後の訂正はどう管理しますか?

A. 出力した仕訳に「出力済み」の印を付け、「まだ出力していない仕訳だけ」を選んで出力できます。出力後に ISZ™ 仕訳AI で直した仕訳は「出力後に変更」と表示し、出力画面に件数を出します。

JDL 用 CSV の項目

項目出し方
科目・補助科目事務所の JDL の科目コード・補助コードとの対応表で変換します。いただいた科目一覧・補助一覧から自動で作ります
税区分JDL の課区・税区のコードで出します。経過措置80%・70%・50%にも対応しています
金額税込で出します。税抜経理の場合は、JDL 側で課区・税区に従って税抜処理されます
複合仕訳諸口で出すかどうかを選べます
伝票番号出力ファイルごとに連番を振ります
部門仕訳の部門(部門別会計をお使いの場合)またはメモの「部門」を、JDL の部門コードに変換して出します(対応表で設定)
科目コードJDL IBEX の標準の科目コード(3桁・4桁)をあらかじめ持っています。事務所の科目一覧を取り込むと、ISZ™ 仕訳AI の科目のコードを事務所のコードにそろえることもできます(確認画面のあと反映、元に戻せます)

経過措置の税区の番号と考え方はインボイス経過措置70%の仕訳例、仕入の日付ごとの控除割合は経過措置の計算ツールで確かめられます。

出力の管理

  • 出力済みの管理:出力した仕訳には印を付けます。「まだ出力していない仕訳だけ」を選んで出力できます
  • 出力後の訂正:出力後に直した仕訳は「出力後に変更」と表示し、出力画面に件数を出します。出力済みの仕訳を含めて出そうとすると、確認の画面を出します
  • 訂正後の再出力:その仕訳の出力済みの印を取り消してから出し直します。JDL 側の元の伝票は削除していただく必要があります

二重取込を防ぐ推奨手順

  1. 確認が済んだ仕訳を「確認済み」にします(ロックされ、変更できなくなります)
  2. 出力画面で「確認済みだけ」「まだ出力していない仕訳だけ」にして出力します
  3. JDL に取り込みます
  4. 出力後の修正は、原則として JDL 側で行います。ISZ™ 仕訳AI で直した場合は「出力後に変更」の一覧を見て、JDL 側も直します

画面での操作は二重の取込を防ぐ — 出力済みの管理で、実際の画面とあわせて解説しています。

Q5. JDL の過去の仕訳から何を学習しますか? 修正はどう反映されますか?

A. 取引先ごと(取引先がなければ摘要ごと)の借方・貸方の科目、補助科目、税区分を学び、関与先ごとの「記帳マニュアル」として保存します。項目数は過去の仕訳の複雑さで自動で決まり(30項目が目安)、職員の方が書く部分に上限はありません。摘要の書き方と部門は学習しませんが、摘要の書き方はマニュアルに書いて指定できます。

過去の CSV から学習するもの

  • 取引先ごと(取引先がなければ摘要ごと)の借方・貸方の科目、補助科目、税区分です
  • 摘要の書き方、部門は学習しません。摘要の書き方は、記帳マニュアルの職員の方が書く部分に形式を書けば、AI がその形式で摘要を作ります(第2弾 Q5)
  • 結果は関与先ごとの「記帳マニュアル」として保存します。30項目は目安で、実際の項目数は過去の仕訳の複雑さに応じて自動で決まります。職員の方が見て直すことができ、学習した部分の外に書いた内容には項目数の上限がなく、学習し直しても残ります(第2弾 Q3)
  • 過去の仕訳からの学習は必須ではありません。事務所の記帳ルールをマニュアルに書くこともできます

関与先ごとの分離

学習内容は関与先ごとに分かれており、ほかの関与先・ほかの事務所と共有されることはありません。

稼働後の修正

  • 通帳の明細で職員が直した取引先・科目・税区分は、次に通帳を取り込むときに自動で反映します
  • 領収書・請求書の仕訳の修正は自動では学習しません。次のどちらかで反映します
    • 「過去の仕訳から学習」のボタン:職員の方がいつでも押せます。数分で終わり、依頼は不要です
    • 「仕訳ルール」に登録する:例「○○は必ず△△費」

JDL の仕訳一覧を取り込む手順は過去の仕訳一覧を取り込んで、記帳の傾向を学ぶを参照してください。

Q6. 通帳照合や読み直しで、AI枠(AI仕訳処理件数)は消費されますか?

A. AI枠は「証憑から作られた取引の件数」で数えます。規則だけで照合できたもの(AI を使わないもの)は数えません。

ケースAI枠
領収書を先に仕訳し、後で通帳の同じ取引と照合(新しい仕訳を作らない)消費しません
請求書で未払金・買掛金を計上し、後で通帳の支払と金額・振込名が一致して消込消費しません
同上で、振込手数料の差額・名義の表記の違い(カナ・漢字など)があり AI で照合して消込支払の仕訳1件として消費します
同じファイルの二重アップロード受け付けません(消費なし)
同じ領収書を撮り直して再投入二重の疑いとして表示します。AI で読み取った分として消費します
読み取りの途中でシステムが自動で読み直すもの追加では消費しません(最初の読み取りの1回分だけ)
職員が証憑を選んで「読み直す」読み直すたびに1回分として消費します
読み取り後の証憑・仕訳の削除、顧問先の取消AI で読み取った時点で消費済みのため、戻りません
読取失敗・証憑でない画像消費しません

通帳の読み取りは、登録なしで試せる通帳 OCR(無料)でも確かめられます。

Q7. 請求書の計上と通帳の支払は自動で消し込めますか?

A. できます。同じ金額の未消込の債務があり、取引先(振込名)が合えば自動で消込します。対象は180日以内、日付のずれは±5日まで見ます。合算払い・分割払いは自動では消込せず、職員が確定します。

基本の流れ

  • 請求書:未払金・買掛金(売上は売掛金)で計上します
  • 通帳の支払:同じ金額の未消込の債務があり、取引先(振込名)が合えば、自動で消込します。対象は180日以内、日付のずれは±5日まで見ます
  • 同じ金額の債務が複数ある場合:振込名と日付の近さで決めます。決めきれないものは「要確認」にします

個別の場合

支払の形処理
振込手数料の差引差額が3,000円以下または20%以下で、同じ取引と判断できるものは、差額を支払手数料にして消込します(取り消せます)
合算払い(請求書2件以上を1回で支払)自動では消込しません。仮払金・要確認になり、職員が確定します
分割払い自動では消込しません。仮払金・要確認になり、職員が確定します

人が確定する範囲

  • 「要確認」の仕訳すべて
  • 最終的な「確認済み」(ロック)は、職員が行います

請求書の読み取りは請求書 OCR(無料)、通帳との突合の考え方は記帳代行の自動化:通帳・カード明細との突合で紹介しています。

JDL はそのまま。入力だけ AI に。

領収書・請求書・通帳を撮って送るだけで、AI が仕訳に。JDL の科目コード・課区・税区で CSV を書き出します。帳簿・決算書・申告書(e-Tax)まで同じ画面で作れます。

会計・申告は無料(期限なし) / AIの機能には有効なAI枠が必要(登録でAI枠100枚つき・1か月有効) / カード登録不要

無料で試す(acc.isz.ai)

権限と締め — 提出リンク・確認済みロック・JDL からの戻し

顧問先に渡すリンクの見える範囲、ロック・月次締め、JDL で直した仕訳の戻し方の質問です。

Q8. 顧問先に渡す提出リンク・照会リンクでは、何が見えますか?

A. 提出用リンクで見えるのは、その関与先の、そのリンクから送った書類の受付状況だけです。照会リンクで見えるのは、その照会の質問・対象の取引・添付した証憑だけで、ほかの関与先・ほかの事務所の情報は見えません。

見える範囲

  • 提出用リンクには、その関与先への照会の一覧も表示できます。不要ならリンクごとに非表示にできます

停止・再発行・担当者交代

  • リンクは推測できない長いランダムな文字列で、検索エンジンにも載りません
  • いつでも停止できます。停止したリンクは使えなくなります。再発行は新しいリンクを作る形です
  • 担当者が替わったときは、前の担当者のリンクを停止し、新しい担当者名を付けたリンクを渡します。それまでに受け付けた書類はそのまま残ります

履歴

  • 回答の内容・回答日時、反映・差し戻しをした職員と日時、仕訳の変更前後と理由が残ります。仕訳ごとの履歴は画面で見られます
  • 回答者は「リンク(担当者名)」の単位で記録します。個人の氏名入力は現在ありません
  • 照会の回答・処理の履歴は証憑一覧 CSV(Q3)に含めて出力できます

顧問先からの証憑の集め方は顧問先からの証憑の回収でも解説しています。

Q9. 確認済みロックと月次締めは? JDL で直した仕訳を戻せますか?

A. 確認済みロックは仕訳ごと、月次締めは日付で行い、締めた期間は AI・自動処理を含め誰も変更できません。JDL の「仕訳一覧」CSV を取り込めるので、JDL で追加・修正した仕訳を ISZ™ 仕訳AI に戻せます。

ロック・締め

  • ロック・締めの解除は、「確認済み・締めの解除」の権限を与えた職員だけに限定できます(既定では管理者のみ。ロックを付ける・締めるのは仕訳帳の権限で可能)
  • 解除・修正の履歴(いつ・誰が・前後の内容・理由)は残ります。削除した仕訳も、削除の履歴(CSV 出力可)に残ります

JDL で直した内容を ISZ™ 仕訳AI へ戻す手順

  • JDL の「仕訳一覧」CSV を取り込めます(取り込み単位で取り消しでき、試算表で残高の一致を確認できます)
  • JDL で追加した伝票(決算整理など)だけを取り込むのが確実です
  • ISZ™ 仕訳AI から出した伝票を JDL で直した場合:取込画面で「期間の仕訳を置き換える」を選ぶと、その期間の仕訳を JDL の仕訳に入れ替えます。取り込む前に、消える仕訳の件数(証憑から・通帳から等)と科目ごとの残高の差を表示し、確認済み・締め済みの仕訳がある期間は置き換えません。入れ替えた仕訳は削除の履歴に残り、取込単位で元に戻せます。摘要の証憑IDから、原本との紐づけも引き継ぎます

Q10. JDL 連携の手順書や動画はありますか? 最初の取込はどう検証すればよいですか?

A. 図解の手順書と約3分の説明動画があります。初回の取込は少量のデータで科目・金額・課区・税区をご確認いただき、問題がある場合は当社が設定の確認と修正をサポートします。

企業登録 → JDL の科目一覧・補助一覧の取込 →(任意)過去の仕訳で学習 → 証憑の AI 読取 → 確認 → JDL 用 CSV の出力(摘要末尾の証憑ID)→ JDL の会計データ変換、までを扱っています。証憑ID から原本・照会を開く手順(Q2)も載せています。

日本語の文字コードや各ソフトウェアの動作は、ご利用環境によって異なる場合があります。システム画面右下からサポートチケットを送信するか、[email protected] までご連絡ください。

決算・申告 — 内訳書・概況書と申告書の作成

決算資料と申告書を ISZ™ 仕訳AI で作る場合、JDL と併用する場合の質問です。

Q11. 勘定科目内訳明細書・法人事業概況説明書も作れますか?

A. 作れます。仕訳・補助科目・取引先から内訳書と概況書を作り、国税庁様式の PDF、e-Tax 用データ(法人税の .xtx に内訳書・概況書をデータで格納)、内訳書の CSV(e-Tax 標準フォーム形式)で出力します。決算書と同じ仕訳から作るので、決算書と一致します。

勘定科目内訳明細書

作り方対象の表
仕訳・補助科目・取引先から自動作成①預貯金、③売掛金、⑨買掛金・未払金、⑩仮受金・預り金、⑪借入金、⑭役員給与・人件費、⑮地代家賃、⑯雑益・雑損失
帳簿で分かる欄だけ自動作成②④⑤⑥⑦⑧(手形の期日、棚卸の数量などは入力)
入力⑫土地の売上高等、⑬事業所別の売上高等
  • 相手先別残高:補助科目、なければ取引先で集計します。50万円未満は「その他」にまとめます
  • 住所等:取引先・借入先の登録から入れます。不足は画面で入力します

①〜⑯の記載の基準は勘定科目内訳明細書の①〜⑯の一覧で解説しています。

法人事業概況説明書

  • 帳簿から自動:事業内容、期末従事員、主要科目、代表者への報酬等、月別の売上高等(12か月)など
  • 入力:帳簿で決まらない項目。毎年共通の入力は翌期に引き継ぎます

前期引継ぎ

ISZ™ 仕訳AI で続けて記帳していれば自動です。初年度は、期首残高の相手先別内訳を入力します(合計が期首残高と合わなければ表示します)。画面での実演もできます。

出力した .xtx の開き方はxtx ファイルの開き方、送信の流れは法人の e-Tax の送信を参照してください。

Q12. JDL を使い続けたまま、決算資料だけ ISZ™ 仕訳AI で作れますか?

A. できます。JDL から期中の仕訳一覧(決算整理を含む)を CSV で出していただき、ISZ™ 仕訳AI に取り込み、JDL の試算表で科目ごとの残高の一致を確かめてから内訳書・概況書を作ります。

  1. JDL から期中の仕訳一覧(決算整理を含む)を CSV で出していただきます
  2. ISZ™ 仕訳AI に取り込みます。重複のない取り込み方は次の2つです
    • JDL で追加した決算整理の伝票だけを取り込む(推奨)
    • ISZ™ 仕訳AI から出した伝票を JDL で直している場合は、その期間の仕訳を JDL の確定仕訳で入れ替える(取込画面の「期間の仕訳を置き換える」。Q9参照)
  3. 取り込み後、JDL の試算表(CSV または PDF)を読み込ませ、科目ごとの残高の一致を確認します
  4. 内訳書・概況書を作ります

必要な資料:JDL の仕訳一覧(期間分)、科目一覧・補助一覧、期末の試算表、初年度は前期末の貸借対照表(期首残高)。

Q13. JDL への仕訳の出力のほかに、法人税・消費税・所得税の申告書も作れますか?

A. 作れます。JDL へ出力する仕訳と同じ帳簿から、法人の法人税(別表一〜十九の主要な表)・地方法人税・消費税・地方税、個人事業主の所得税・青色申告決算書・消費税の申告書を作り、e-Tax(.xtx)と eLTAX(PCdesk 取込用 XML)のデータも出力します。対応する範囲は継続的に広げています。

法人

  • 株式会社・合同会社に対応しています
  • 法人税:別表一・二・四・五(一)(二)・六(賃上げ・投資促進・経営強化・試験研究の税額控除)・七(一)(繰越欠損金)・八(一)・十一・十三(一)(国庫補助金等の圧縮記帳)・十四(二)・十五・十六(減価償却・特別償却・繰延資産・少額資産)・十九(中間申告)、地方法人税
  • 修正申告:法人税・地方法人税(前回の申告額を入力すると、別表一の修正申告の欄と e-Tax データを作ります)。地方税(第六号・第二十号様式)の修正申告(税額が増える場合)
  • 中間申告:前期実績による予定申告(法人税・地方法人税・地方税)
  • 消費税:一般・簡易・2割特例、経過措置、中間申告の判定、修正申告
  • 地方税:第六号・第二十号様式(確定・予定申告)、分割法人、政令指定都市の区ごとの均等割
  • その他:決算報告書(月次推移・前年比較を含む)、内訳書、概況書、給与・年末調整・法定調書・給与支払報告書、償却資産申告

個人事業主

  • 所得税:確定申告書 第一表・第二表・第三表(分離課税:株式等の譲渡・上場株式等の配当・土地建物等の譲渡)・第四表(損失申告)、付表(上場株式等の譲渡損失の損益通算・繰越控除)、譲渡所得の内訳書(土地・建物用)
  • 決算書:青色申告決算書(一般用・不動産所得用。減価償却費の計算は固定資産台帳から)、収支内訳書(一般用・不動産所得用)。青色申告特別控除、白色の事業専従者控除、家事按分
  • 所得控除・税額控除:社会保険料、小規模企業共済、生命保険料、医療費、寄附金(ふるさと納税)、扶養・配偶者、住宅借入金等特別控除など
  • 消費税(個人):一般・簡易・2割特例、中間申告の判定と期限・税額。個人事業税の試算

電子申告

  • e-Tax:法人税・消費税・法定調書、個人の所得税・消費税の申告データを、e-Tax ソフトにそのまま読み込める形式(.xtx)で出力します。税理士の代理送信は、そのデータを事務所の e-Tax ソフトで送る形です
  • eLTAX:地方税(第六号・第二十号様式の確定・予定・修正申告、分割明細)と償却資産申告は、PCdesk にそのまま取り込める申告データ(XML)を提出先ごとに出力します。給与支払報告書も、PCdesk(WEB版)に取り込める申告データ(XML)を提出先の市区町村ごとに出力します(手順は給与支払報告書を eLTAX で提出する方法)
  • 前期データ:期首残高、繰越欠損金、固定資産を入力または取込みます

税制改正

  • 毎年の改正に合わせて更新します(例:防衛特別法人税は対応済み)
  • 未対応の場合は画面で「未対応・別途計算」と表示し、黙って漏らさないようにしています

各制度の解説は法人税申告書(別表)の書き方、中間申告・修正申告、償却資産申告の書き方、2割特例と簡易課税の選び方にまとめています。

データの扱いと契約 — AI 学習・保管・料金・解約

データの機密保持と、料金・返金・解約時のデータの持ち出しの質問です。

Q14. 預けたデータは AI の学習に使われますか? 保管場所と機密保持は?

A. 使いません。お預かりしたデータを AI モデルの学習(汎用・他社向けを含む)に使うことはありません(利用規約第6条)。データベースと証憑ファイルは日本国内のサーバーに保存します。

「個社学習」と AI モデルの学習の違い

「個社学習」は、関与先ごとの記帳マニュアル・取引先の対応として、その関与先の設定に保存するものです。AI モデルの学習ではありません。

利用する AI と処理する国

AI の機能(証憑の読み取り・自動仕訳・照合など)を使うときは、Google「Gemini API」と Anthropic「Claude API」(どちらも企業向けの有料 API)へデータを送ります。AI の処理は各社の米国のデータセンターで行います(Anthropic が東京での処理を提供した時点で、東京へ移す予定です)。各社の規約により、送ったデータは AI モデルの学習に使われません。Google は当社の設定で送信先のログの保存を無効にしており、Anthropic は同社の規定で30日間ログを保存したあと削除します。送るデータの項目、従業員の個人情報の扱い、送信を止める方法は第2弾の「外部の AI への送信とデータの安全管理」にまとめています。

閲覧範囲・暗号化

  • 当社の技術担当者が関与先のデータを閲覧するのは、障害対応・お問い合わせ対応のため、事前に事務所からメールで明示的なご許可をいただいた場合に限り、必要な範囲だけです
  • マイナンバーは AES-256 で暗号化しており、当社の従業者は閲覧できません。サーバーのディスク全体も暗号化しています
  • すべてのデータを関与先(企業)単位で分けています。職員アカウントは、割り当てられた関与先しか扱えません

保存期間・バックアップ・事故時の連絡

保存仕訳・帳簿などのデータはアカウントがある間は保存します。証憑の原本画像などは有料プランの契約期間中保存し、契約の満了後は90日間は閲覧・一括出力でき、そのあと削除します。満了後も保管を続けるときは、最も小さいプラン(事務所パック S)の契約を続ければ追加の料金なしで保管します(AI 枠の失効だけでは削除しません)
バックアップ日本国内で暗号化して保管し、14日を過ぎたものは自動で削除します
事故時の連絡個人情報の漏えい等が発生した、またはそのおそれがあるときは、速やかに事務所へ通知し、個人情報保護法に基づき個人情報保護委員会への報告と本人への通知を行います

Q15. 料金はいくらですか? 返金や、解約時のデータの持ち出しは?

A. 料金がかかるのは AI による証憑の読み取りの枚数だけで、表示価格がお支払い総額です。AI を使わない機能(入力・帳簿・決算書・申告書・出力)は有料プランなしで無料です。解約前に原本・仕訳・照会を ZIP で一括出力できます。

料金

  • 表示価格がお支払い総額です(消費税相当額の上乗せはありません)
  • 初年度限定価格は、ご契約の最初の1年間の価格です。次回更新時より通常価格が適用されます
  • 超過枠:プランごとの単価(S 15円・M 12円・L 10円/枚)で、500枚単位で追加購入できます
  • 更新:自動更新はありません。期限内に更新すると、残りの期間に1年を加えます

プランの一覧は料金体系をご覧ください。

返金

返金の条件は、特定商取引法に基づく表記と利用規約のとおりです。

無償の範囲

  • AI を使わない機能(仕訳の入力・修正、帳簿、決算書、申告書、書き出し、閲覧)は、有料プランを契約しなくても無料で使えます。ただし、有効な AI 枠がない間に編集できる顧問先は1社で、ほかは閲覧・出力だけになります(第2弾 Q8)
  • JDL への個別対応、学習(過去の仕訳からの学習・仕訳ルール。何度でも)、契約期間中の証憑の保管、サポートは、プランの料金に含まれ、別料金はありません

料金改定の方針

将来、AI 処理に必要な計算資源のコストが大幅に上昇するなど、やむを得ない事情がない限り、原則として現在の料金を維持します。料金の見直しが必要となった場合も、一方的に変更するのではなく、ご利用中の皆様のご意見を伺いながら、具体的な改定時期、金額及び移行方法を含む料金改定案を策定します。

利用終了時の出力

  • 個別には、仕訳(各会計ソフト形式の CSV)・帳票(PDF・e-Tax データ)・削除の履歴を出力できます
  • 「データの一括出力」で、原本(証憑ID_元のファイル名)・証憑一覧・仕訳帳(全項目)・照会と回答・通帳の明細・勘定科目・削除の履歴・変更の履歴を、期間または全期間で ZIP にまとめて出力できます(給与・マイナンバーは含みません)
  • 法定保存期間(7年など)の保存は、解約前に「データの一括出力」で保存していただく形です。ZIP には索引(証憑一覧.csv:証憑ID・取引年月日・取引先・金額・ZIP 内のファイル名)が入っており、Excel で日付・金額・取引先から検索して原本を開けます

導入の流れ — JDL を使ったまま試すには

JDL の運用を止めずに試せるよう、最初は1社・少ない件数で始めるのが確実です。

  1. 無料で登録する:acc.isz.ai で登録します。会計・申告の機能は無料(期限なし)、AI の読み取りには有効な AI 枠(AI仕訳処理件数)が必要で、登録でAI枠100枚つき(1か月有効)です。カードの登録はいりません
  2. 企業を登録し、JDL の科目一覧・補助一覧を取り込む:科目コード・補助コード・諸口・課区・税区がそろいます(手順2・手順3)
  3. (任意)過去の仕訳一覧で学習する:取引先ごとの科目・補助・税区分を学び、記帳マニュアルにします(Q5)
  4. 1か月分の証憑を読み取って確認する:領収書・請求書・通帳の読み取りは、登録前に無料ツールでも試せます
  5. 数件の CSV で JDL に取り込む:科目・金額・課区・税区を JDL 側で見比べ、合っていれば残りを取り込みます(Q10)

AI 仕訳のサービスを比べるときの観点は税理士事務所で仕訳を自動化するなら、記帳代行の工程全体は記帳代行の自動化にまとめています。

この記事の計算ができる無料ツール

ISZ™ 仕訳AI では

領収書・請求書・通帳を撮って送るだけで、AI が仕訳に。帳簿・決算書・申告書(e-Tax)まで作れます。JDL を使い続ける事務所は、JDL の科目コード・課区・税区で CSV を書き出し、摘要の証憑ID で原本へたどれます。

  • 会計・申告は無料
  • AI枠100枚つき(1か月有効)
  • カード登録不要

帳簿・決算書・申告書の機能は無料です。AI の機能には、有効な AI 枠(AI仕訳処理件数)が必要です。無料で試す(acc.isz.ai)

出典

更新履歴

  • 2026/11/02: 公開
  • 2026/11/02: Q13 の給与支払報告書の出力形式を訂正(統一CSV → PCdesk(WEB版)に取り込む XML)、質問の書き方を変更
  • 2026/11/05: Q5(記帳マニュアルの項目数・摘要の書き方の指定)、Q14(利用する AI と処理する国・バックアップ・事故時の連絡)、Q15(返金・無償の範囲)を最新の内容に更新。第2弾へのリンクを追加

この記事は ISZ™ 仕訳AI の機能と契約条件を、2026年11月5日時点の内容で説明したものです。機能・料金は更新されることがあり、最新の条件は利用規約・料金ページでご確認ください。JDL の操作・取込の結果は、JDL のバージョンや会計ファイルの設定によって異なる場合があります。仕訳・申告の内容の確認と判断は、税理士・担当者が行います。

記帳から決算書・申告書まで、ひとつの流れに。

顧問先は撮って送るだけ。AI が仕訳にし、「要確認」だけ確かめれば決算書・申告書まで同じ流れで。帳簿・決算書・申告書の作成は無料、AI 読み取りは登録でつく AI枠100枚(1か月有効)から。カード不要。

無料で試す(acc.isz.ai)